綺麗な脚を目指していく上で、脚の太さも大切ですが形も重要になってきます。その中でも、X脚を持っている人は「どうにかしたい!」と強く考えているのではないでしょうか。
X脚ではない人も、現在の生活習慣からX脚になってしまう可能性はとても大きいです。
X脚とはそもそもどんなものなのか、予防対策や改善対策を見ていきましょう。
X脚とはどのような状態か?
X脚とは、まっすぐ立ったときに内股のようになってしまい、正面から見た時に脚がXの字に見えることからそう呼ばれています。通常、まっすぐになっているはずの脚の骨の形状がどんどん内側を向くようになってしまうのです。
骨格が変わったことで、脚だけではなく全身に悪影響が及びます。美容的面での美しさは外見でもわかりますよね。身体のラインを強調するようなスキニーパンツを履いたり、ショートパンツで脚を出すとその脚の形がよくわかります。
X脚を気にしている人は、自然と脚の形が隠れるような服を選んでいるという癖がついている人も多いのではないでしょうか。
また、X脚は通常の脚に比べて膝や足首に負担がかかりやすくなっています。そして、体重のかかり方も均一ではないことが多いので、負担は更に多くなり怪我をしやすくなっています。
スポーツなどをしていて、以前よりも捻挫になる回数が多くなったり、転びやすくなったという人もいるようです。
そして、X脚になると太ももの筋肉がうまく使えなくなるため、太もも太りの直接の原因となることがあります。代謝も落ちてしまうため、ダイエットをするには不向きな身体となってしまうのです。
先天的にこの脚の状態の人もいますが、様々な生活習慣が重なってこの脚の形になってしまったという人も多くいます。
一体何が原因でX脚になってしまうのでしょうか。
X脚の原因
X脚の原因は様々ですが、主な原因は姿勢の悪化による身体バランスの崩れとなっています。若い女性が無理をして高いヒールを履いていたり、椅子に座ったときに脚を組むことが多かったりと、日常によくある風景がX脚に繋がってきています。
それが原因で骨盤に歪みが生じ、全身へと影響が出て行くのです。日本ではO脚になってしまうのが多いことに対し、欧米ではX脚になってしまうことが多いです。
生活がどんどん欧米スタイルに変わってきていることも原因の1つと言えるでしょう。
一度変わってしまった骨格を元に戻すということは大変そうに聞こえますが、生活習慣で変わってしまったものは元に戻すことも生活習慣で可能です。それでは、どんな治し方があるか見ていきましょう。
X脚の治し方
X脚は、内ももの筋肉をあまり使っていない状態でもあります。そのため、内ももの筋肉を動かすことで改善に繋げていくことができます。
股関節も動かすことができますよ。
まず仰向けに寝て、片膝を足の裏が床についている状態で立てます。
そしてそのまま足をすべらせて、脚と脚の間に空間ができたところで曲げたまま脚を内側に倒します。
その状態のまま、今度は反対側に倒します。
最後に、息を吐きながら足の位置を元に戻します。
ここまでを10~20回繰り返します。
X脚になると使わなくなってしまう内ももを動かすことができるので、毎日続けると次第に変化が見えてきますよ。
続いて、同じように股関節を動かす運動です。
脚を前に投げ出すようにして座ります。
右脚を、足首がまっすぐにした左膝の上に来るように曲げます。
右手で曲げた状態の右膝を持ち、ゆっくりと下に押します。
このとき、強く押しすぎると膝を痛めてしまう原因となるので気をつけてくださいね。
押したまま5秒ほどキープし、反対側も同じように行います。
ここまでを1セットとし、3セットほど行います。
適度な負荷をかけることで、普段動かさないところまで動かすことができます。
日常生活でX脚の改善!
忙しくてなかなかストレッチの時間が取れない!という人のために、立ったままでできるX脚改善方法を紹介します。
姿勢を正し、脚を肩幅に開いて立ちます。
そしてかかとと膝をくっつけるようにします。
そのまま15秒キープしてください。
たったこれだけですが、X脚の脚だと辛いものがあります。
身体が慣れてきたり、改善していくことによって辛くなくなっていきます。ふとしたときにチャレンジできるお手軽さがいいですね。
1日5セットを目安に頑張ってみましょう。
他にも、歩くときの姿勢に気をつけてみたりヒールの靴を履くのをやめてスニーカーやヒールのない靴で歩くようにしてみるだけで変わってきます。
普段動かすことがないようなところを意識して動かしてみたり、原因が骨盤の歪みということもあるため、骨盤の歪みを改善するためのグッズを取り入れてみるなど、様々な改善方法にチャレンジしてみることも可能です。
外反母趾を矯正する靴を取り入れるのもいいですね。
自分が1番やりやすく、続けやすい方法でX脚を改善してみてくださいね。