放置は厳禁!ふくらはぎが痛い原因は意外な病気かも

 

ふくらはぎが痛むときはありませんか?

ただの筋肉痛かな?とあまり気にしない方が多いのですが、痛みがあまりにも長く続く場合は単なる筋肉痛ではなく、治療が必要な病気の可能性もあるのです。

そこで今回は、ふくらはぎの痛みがある場合、どのような症状が起こるのか、原因や治療が必要となる病気について詳しくご紹介していきます。
 

 

ふくらはぎの痛みとはどのような症状か?

ふくらはぎが痛むという場合、どのような症状が起こるのかについてまずはお話していきます。

・痛みだけでなく張った感じがあり足を動かす程度は問題なく行える。

・足を動かすたびに痛みを感じ、痛みが生じる部分をおさえると激痛が走る。

・足を伸ばしたときなどに、突然ふくらはぎが動かせなくなり激痛やしびれが起こる。

上記の症状に当てはまるという方は、次の原因であると考えられます。

放置は厳禁!ふくらはぎが痛い原因は意外な病気かも

 

ふくらはぎが痛い原因

痛み・張りはあるものの、足を動かす程度はできる場合は、肉離れであると考えられます。

しかし、足を動かすことができる場合は軽度な肉離れの症状です。

肉離れが重症化してしまった場合は、足を動かすたびに痛みを感じ、ふくらはぎをおさえるだけでも痛みが生じます。

また、肉離れしたところにへこみが見られる場合は、かなりの重度症状であると考えられるため足を固定して動かさないことが大切です。

肉離れといっても、軽度な症状から、重度の症状までかなりの差があることが分かりますよね。

ただの肉離れだからと安易に考えず、症状の重さによっては適切な対処方法をとるようにしましょう。

最後に、足を伸ばしたときに突然ふくらはぎが動かせなくなり激痛やしびれが起こった場合は、足がつったことが原因だといえます。

足のつりは、こむらがえりとも言い、筋肉が突然緊張を起こすことで痛みを生じるとされています。足のつりについては、水分不足や血液循環が悪いことが原因だと考えられます。

このように、筋肉痛の他にもふくらはぎに痛みが生じる原因はさまざまであるといえます。

しかし、これらの症状・原因はあくまでも一般的なものなのです。ふくらはぎが痛む場合、筋肉痛や肉離れ、足のつり以外にも、治療が必要となる病気が潜んでいる可能性もあるのです。

 

 

ふくらはぎの痛みを引き起こす病気

坐骨神経痛

坐骨神経症とは、原因が分からないのにふくらはぎに痛みがある場合、考えられる疾患です。

坐骨神経というのは、腰から足に通う神経のことをいいます。

その坐骨神経が圧迫されることにより痛みが生じふくらはぎだけでなく、ひざや足首、腰や足先などにも痛みが生じるものは坐骨神経痛の症状であるといえます。

坐骨神経痛については、あくまで神経痛であるため病名というわけではないのですが、病院にて診察を受けることをおすすめします。

動脈硬化

動脈硬化とは、血管が詰まることにより引き起こされる病気です。

症状としては、足が重くだるさを感じる、歩くとふくらはぎが痛みを生じる、ふくらはぎが冷えを起こすなどが挙げられます。

このような症状は、どれも動脈硬化の初期症状のため、何か一つでも当てはまる場合は少し注意しておく必要があります。

動脈硬化は、進行することにより脳梗塞などの危険があるため元々肥満体型の方や喫煙者の方は特に注意しておきましょう。

痛風

ふくらはぎの痛みと痛風は一見なんら関係のないように思われますが、痛風の症状にはふくらはぎが痛みを生じる場合もあるのです。

痛風は、尿酸値が上昇することにより尿酸が全身の骨節などに沈着しひどい痛みを引き起こすものです。

痛風発作が起こった場合は、腫れがひどく、歩行すらできないほどの痛みがあります。

しかし、初期症状が出ない場合もあり少しでも違和感をおぼえたら、すぐに病院にて尿酸値をチェックしましょう。

放置は厳禁!ふくらはぎが痛い原因は意外な病気かも

 

生活習慣を整えよう

ふくらはぎに痛みが生じるのは、先ほどお話したように、恐ろしい病気がひそんでいる可能性もあります。

特に動脈硬化や痛風などは生活習慣を整えることが大切です。

毎日の食生活においても、偏った食材ばかり摂取するのではなく、野菜・お肉・主食のバランスを考え、インスタント食品やファーストフード、お酒、たばこなどはできるだけ控えるようにしましょう。

たばこは百害あって一利なしというくらい、体にさまざまな悪影響をもたらします。お酒は適量をたまに飲むくらいであれば体への影響はそれほど深刻ではありませんが、たばこはそうではないのです。

適度な運動・バランスの良い食事を毎日心掛けていても喫煙が引き起こす悪影響を止めることはできないと思って下さい。

ふくらはぎが痛む原因は肉離れや筋肉痛などといった運動によって引き起こされるものが多いですが、今回ご紹介したように、病がひそんでいる危険性もあるということは忘れないようにして下さいね。

冷えを感じた時はマッサージを行いゆっくり入浴をするなど、日々の生活の中で対処していきましょう。