様々な悪影響を及ぼす冷えはふくらはぎで改善できる

 

冷えは、年齢に関係なく改善すべき症状であるといえます。

冷え性を自覚している方はマッサージをしたり温めたり、さまざまな対処法を試していると思いますが、冷えを改善するためにはふくらはぎがカギを握っているのです。

冷えとふくらはぎには一体どんな関係が隠されているのか、まずはその関係からご紹介していきます。
 

 

冷えとふくらはぎの関係

ふくらはぎは足の中で、一番むくみを生じやすい部分なのです。

デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢をとりつづけていると、ふくらはぎはむくんでしまいがちです。

しかし、ふくらはぎのむくみを改善すると、冷えを改善する効果が期待できるのです。それは、ふくらはぎの筋肉が収縮すると、血液を心臓へ送り循環させる働きがあるからなのです。

冷えは、血行不良から起こるといわれ、冷えを感じている方のほとんどは血液循環が悪くなることで、必要なエネルギーを運搬することができず手足やあらゆるところに冷えが起こるのです。

様々な悪影響を及ぼす冷えはふくらはぎで改善できる

 

冷えるとどうなる?

さきほど、冷えは、血行不良が原因であるとお話しましたが、冷えることにより一体どんな影響があるのか冷えを改善するためにも、冷えによる体への影響を知っていきましょう。

1.関節痛

冷えることで、むくみだけでなく、首・肩・腰・ひざといった関節部分に痛みが生じる可能性があります。女性に多い肩こりは、実は冷えが原因の場合もあるのです。

2.肌のくすみ・クマ

冷えは体に及ぼす影響だけでなく、もちろん、肌にも影響を与えてしまいます。くすみやクマは、顔色を悪く見せてしまうため、女性の大敵ともいえるものですよね。

冷えは、血行不良が原因のため、もちろん、顔の肌にも影響を与え、くすみやクマを引き起こしてしまうのです。

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3.代謝の低下・痩せにくい

冷えが慢性化してくるとともに、代謝は落ちてしまいます。女性は年齢とともに代謝が落ち痩せにくいといわれていますが、冷えを改善しないままでいると、さらに代謝が低下してしまい痩せにくい体を作ってしまうのです。

代謝が落ちるということは、体に溜まった老廃物を排出する機能が低下し体に余分なものを溜めやすくなってしまうのです。

特にふくらはぎに冷えを感じている方は、血液循環がさらに悪くなってしまうため、一刻も早く改善する必要があります。

 

 

冷えを改善する方法

それではさっそく、冷えを改善する方法をご紹介します。

・足の指体操
足の指を動かすことで足先の血管の血液循環が良くなるため血行不良を改善する効果があります。

1.まず、足の指を思い切り広げます。

2.次に、握りこぶしを作るイメージで足の指を思い切り曲げます。

この動作をゆっくり繰り返していきましょう。この体操を行うだけで指先が温まってくると思います。毎日お風呂の中でパー・グーを繰り返すとより冷え改善効果がアップしますよ。

次は、有酸素運動を行いましょう。

ふくらはぎの筋肉を収縮させるにはウォーキングが一番効果的であるといえます。ウォーキングを行う時のポイントはかかとから地面につけ、足の指先で地面をけるようにすることです。

この動きを意識するだけで、ふくらはぎの筋肉は収縮し、血液を心臓に送り出してくれます。そのため、全身に血液が運ばれ、体が温かくなってくるのです。

エクササイズやマッサージも大切ですが、毎日20分でかまいません。ウォーキングを習慣に取り入れ、全身の血液循環を促していきましょう。

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カイロを有効活用しよう

ウォーキングや足先体操を取り入れ少しずつ冷えは改善してくると思いますが、仕事中にまた冷えを感じてしまうなど完璧に改善するには時間がかかるものです。

そんなときは、カイロを有効活用しましょう。

冬場はオフィス内も暖房がかかり温かく感じるとは思いますが、温かいと感じるのは顔や上半身のみでふくらはぎや足先は冷えを感じたままではありませんか?

もちろん、お仕事中の制服などによってはカイロを貼るのが難しい場合もありますが、カイロ自体そんなに厚みはないので靴下の上などに貼ってパンツを履けばふくらはぎを簡単に温めることができます。

様々な悪影響を及ぼす冷えはふくらはぎで改善できる

もちろん、レッグウォーマーなどで保温効果をアップさせることで、さら冷えを改善することができます。

ウォーキングやエクササイズ、カイロを有効的に活用しながら入浴は必ず湯船につかることを忘れずにしないようにして下さいね。

湯船につかる時間は20分程度が理想ですが、長時間つかることが苦手な方はまずは10分から始めてみましょう。

冷えを改善するためには、半身浴ではなく全身浴が効果的です。半身浴に30分程度つかることで発汗作用があるため、デトックス効果は得ることができるのですが、冷え体質の方は、全身浴から始めましょう。

全身浴で肩まで湯船につかることにより肩こりの原因にもなる、肩の冷えまで改善する効果があります。

今回は、冷えとふくらはぎの関係、冷えが起こすさまざまな影響や対策方法についてご紹介いたしました。冷えは血行不良が原因の一つなので、全身に悪影響を及ぼす恐れがあります。さっそく今日から対策法や有酸素運動を取り入れ、冷え体質を改善していきましょう。