ダイエットといえばお腹?太もも?痩せたい部位は人それぞれですが、下半身痩せにチャレンジした経験をお持ちの方は多いはずです。結果はでましたか?痩せられましたか?なかなか難しいですよね。

まずは下半身太りの原因を知ることが大切ですので、そちらからご紹介いたします。また、下半身痩せができる運動や、おすすめの運動器具なども併せてご紹介いたします。

下半身太りの原因

過剰な塩分や糖分摂取

朝は何も感じなくても夕方ごろになると下半身が重くなったり、太っていると感じる方、それはむくみによるものです。日頃から塩分や糖分を摂りすぎている方に多く見られます。過剰な塩分摂取によって、その塩分濃度を下げるために体内で水分を貯めこもうとする働きがおこり、これによってむくみが発生します。

糖分の摂りすぎは血液がドロドロになってしまうので、血流悪化を招きます。人工甘味料はカロリーなども少なく、ダイエット中に人がよく利用します。ですがこの人工甘味料も下半身太りの原因の一つとなります。

このように、血流やリンパの流れが悪化すると代謝がダウンするので、脂肪をため込みやすくなってしまい、セルライトもできやすくなります。

セルライト

これは皆さんもよくご存知のはずです。太ももやお尻といった部分の皮下脂肪組織が肥大化した物で、皮膚の表面が凸凹になり見た目にもきれいとは言えません。セルライトは一度できると、ちょっとした食事制限や運動などのダイエットではなかなか落ちてくれない頑固で厄介なものなのです。

冷え

下半身が冷えると血流が悪くなってしまいます。その結果、老廃物や水分がうまく排出されなくなって、脂肪がたまりやすくなります。それが下半身太りへとつながっていくのです。

一度脂肪がついた状態で下半身が冷えたとしましょう。そうすると脂肪も冷やしてしまうことになります。その冷たい状態の脂肪がどんどんたまっていってしまいます。

骨盤の歪み

特に女性に多くみられるのですが、出産をすると骨盤の歪みをそのままにしてしまっている方が多いです。そのままにしておくということは、左右のバランスが悪くなっていくということになります。

骨盤の歪みは血流やリンパの流れの悪化をまねき、むくみを引き起こします。産後なかなかやせられず、お尻周りが大きくなってしまっている方、それは骨盤が横に開いてしまっているからです。

また、骨盤の歪みは出産だけではなく、以下のことに当てはまる方は要注意です。

  • 座ると足を組むクセがある
  • 猫背である
  • 就寝時の向きはいつも同じ方向を向いている
  • ハイヒールをよく履いている

睡眠不足である

睡眠不足と下半身太りは一見関係がないような気がします。ですが、これがむくみの原因の一つで、下半身を太くさせることにつながっているのです。就寝中は体を横にしています。下半身にかかる負担は、起きている時と比較するとはるかに低くなるということはわかりますよね。就寝中体を横にすることで、リンパの流れもスムーズになります。

これが睡眠不足になり、起きている時間が長くなるとそれだけ下半身への負担も大きくなり、むくみを招き下半身を太くさせてしまいます。

インナーマッスルの衰え

ダイエットをしたいなら、インナーマッスルを鍛える!というのを聞いたことがあるのではないでしょうか。この筋肉は年齢とともに何もしなければどんどん衰えていきます。インナーマッスルが衰えることで、姿勢が悪くなり猫背になります。

骨盤も前に傾き反り腰の姿勢になります。これが下半身を太くすることにつながってしまう原因の一つです。

水分不足

水分を摂るだけでもむくむからといって、あまり水分を摂らない方がいます。ですが、水分が不足することで巡りがスムーズに行われなくなるのでむくんでしまいます。水分をしっかり摂取することで、体内の老廃物を汗や尿と一緒に体の外に出せるようになります。それなのに水分摂取量を減らしてしまうと体内の水分は不足し、老廃物も蓄積され、やがて脂肪へとかわってしまいます。

下半身痩せができる運動

踏み台昇降運動

これはもう皆さんご存知ですよね。雑誌などを何冊か重ねたものを台にして、その上に上がったり下りたりする運動のことです。

  1. 台に右足を乗せ左足も乗せます。
  2. 右足を下ろしてから左足を下ろします。
  3. 50回程度をまずは目安にして行ってください。

踏み台の高さは10〜15センチ程度になるようにしましょう。テレビを見ながらでもできるので、とっても簡単で今日から始められます。

スクワット

下半身を痩せるといえばコレです。

  1. 両足を肩幅に開いて手を前に伸ばします。
  2. 手足が床と平行になるくらいまで腰を下ろし3カウント。
  3. ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  4. 30回繰り返します。

最初は15回程度から始めて、少しずつ回数を増やしていくやり方でもOKです。

内ももエクササイズ

  1. イスの横に立ち背もたれに手をかけます。
  2. 息を吸いながら片方の足を横に開いていきます。
  3. 息を吐きながら内ももを意識しながら元の位置に戻します。
  4. 内ももをしっかりと意識しながら、片足10回ずつ行ってください。
  5. リストが入ります。

ゆっくりと数回続けてからリズミカルに続けていきます。こちらを3セットできるよう目標にします。

足パカ運動

  1. 仰向けになり両足を天井に向かってのばします。
  2. 開けるところまで開いて5カウント。
  3. ゆっくりと両足を閉じます。
  4. これを30回繰り返します。

寝ながらできて、しかもしっかりと下半身を鍛えられるのでおすすめです。

運動器具の利用もおすすめ

自分で運動するのはどうも続かないという方、それなら運動をサポートしてくれる器具を使ってみるのはいかがでしょうか?皆さんもご存知の商品もありますが、おすすめの器具をいくつかご紹介いたします。

レッグスライダー

一時期テレビの通販番組でもよく紹介されていて、一大ブームとなった下半身運動をサポートする器具になります。その器具に乗るだけで、足の開閉運動が簡単に行えるというものです。

内ももの引き締めやヒップアップ、ツイスト運動もできるのでウェスト部分もシェイプアップ可能です。販売しているメーカーはいくつかあるので、その商品によって使用方法は若干違いがあります。

折りたたんでスリムにして収納できるものもあるので、使いたいときにだけ出すといった使い方ができます。

振動マシーン

ボードのようなものの上に乗って立ち、スイッチを入れるとボードが震え、その振動によって下半身だけでなく全身の筋肉を動かし筋トレさせることができます。全く運動はしないという方は、かなり高い効果が期待できる器具なのでおすすめです。

器具はボードのような部分だけのものが多く、コンパクトなので一人暮らしの方にも人気があります。

EMS

大人気のシックスパッドのような貼ってスイッチをいれるだけで、筋肉をしっかりと鍛えてくれるというものです。運動モードや電気刺激の強さも細かく分けられているので、電気は苦手という方でも比較的始めやすいのではないでしょうか。数あるEMSの中でも、やはり一番人気はシックスパッドになります。

ミニステッパー

こちらもコンパクトな器具で、足ふみをしながら足の筋力をアップさせていくもので、有酸素運動ができます。下半身全体を鍛えるのにピッタリの器具です。商品によっては、歩数や時間やカロリーなども表示してくれる機能が付いているものもあります。

バランスボール

インナーマッスルを鍛えるのに高い効果が期待できるのがこのバランスボールになります。大きなボールの上に座るだけで姿勢を正し、インナーマッスルを鍛えることが可能です。

また、バランスボールを使ったエクササイズなどもたくさんあり、下半身痩せだけでなく、全身のエクササイズにも使えます。ある企業では、社員の健康管理の一環として、デスクチェアを全てバランスボールに変えている所もあります。

まとめ

今回ご紹介した運動を見ていただくとわかりますが、どれも自宅で簡単に行えるものばかりです。帰りも遅く疲れているとどうしてもボーっとテレビを見ているうちに寝てしまった。そんなことがよくありますよね。

そのボーっとタイムに運動をプラスできるようになっています。踏み台昇降運動なら、テレビだけでなく、スマホを眺めながらでもできる運動です。だからこそ継続しやすく結果も出しやすいのではないでしょうか。

食事制限やマッサージなどはちょっと面倒。運動も激しい物や外で行うものはできるだけ避けたい。そういう方は、今回ご紹介した運動がピッタリです。

ちょっとした時間に体を動かすことを習慣づけることから始めていきましょう。