土踏まずや足の裏がよくつることがあるという方は、原因や予防法をよく確認し、つらないために対処していく必要があります。
今回は、なぜ土踏まずや足の裏がつってしまうのが、つった時にできる正しい対応について詳しくご紹介していきます。予防法や意外な原因についてもお話していきますので、心当たりのある方は改善していきましょう。
土踏まずや足の裏がつるのはなぜ？
土踏まずや足の裏がつるのは、足の筋肉が関係しています。足裏の筋肉組織は、地面に足をつくときのクッションの役割もになっているため、とても大切な筋肉だといえます。そんな筋肉が異常に収縮することにより、土踏まずや足裏がつるという症状が起こっているのです。
足裏の筋肉が異常な収縮を起こす原因としては、筋肉の疲労だけでなく、水分不足や血液の流れが悪化することであるとされています。筋肉の疲労によってつる場合、過度な運動習慣がある方や、ずっと立った状態で仕事をされている方などによく見られます。水分不足については、夏場の脱水症状なども原因の一つとされていますが、血行不良によるつりは、冷えが原因とされています。
冷え性の方は、足先だけでなく足裏も冷えやすい方が多く、足の血液循環がとどこおってしまうことで、足裏がつるという症状につながっているのです。
つった時の正しい対応
足裏や土踏まずがつった場合、正しい対応をしなければ長い間痛みに苦しむことになります。そのため、ここでは足裏がつったときの正しい対応についてご紹介していきますね。
１．まず、土踏まずの部分に負担をかけず、力を入れないように座りましょう。
２．次に、足の指先を手でつかみ、ゆっくりと上にそらせていきます。ひざは伸ばした状態でも、伸ばさず曲げた状態でもかまいません。
３．そして、足のツボを指圧していきます。足の甲の薬指と小指の間に、少しくぼみがあります。その部分を指圧していきましょう。
４．症状がおさまってきたら、足の裏を両手でつかみ、温めるようにゆっくりもみほぐしていきます。
この対応を行うことにより、症状はおさまりますが、スポーツ途中で足裏がつってしまった場合は、捻挫などが原因の場合もあります。安易にマッサージなどを行わず、足裏に負担がかからない体勢をとり、痛みが生じていないか確認するようにしましょう。腫れなどが見られる場合には、必ず病院にて検査を受けることをおすすめします。
つらないための予防法
原因や対応法についてお話してきましたが、そもそも足裏や土踏まずがつらないように予防していくことも大切です。予防するためには、摂取すべき栄養素を積極的に摂取することなどがとても効果的です。
１．サプリメントや漢方
栄養素を効率的に摂取するためには、サプリメントや漢方が効果的です。ビタミンＢ群やマルチミネラルなどが含まれたサプリや、筋肉がけいれんすることを防ぐ漢方なども販売されています。
２．水分摂取はこまめに
水分不足が足裏や土踏まずがつる原因の一つになるため、こまめに水分をとるようにしましょう。夏場だけでなく、冬でも毎日２リットル程度の水を、少しずつ飲むようにすることで水分不足は防ぐことができます。特にスポーツをしているときなどは、ミネラルが豊富なサプリメントと併用しながら、水分摂取を心掛けましょう。
３．冷えを改善する
寝ている間に足がつったりすることがある場合、冷えが関係している可能性が高いです。冷えによる血液循環の悪化は、足裏や土踏まずがつることの原因になるだけでなく、さまざまな影響を体に及ぼしてしまうのです。湯たんぽなども効果的ですが、なるべく体を冷やさないように、温かい飲み物を飲むなどして、体の内側からも対処していきましょう。
生活習慣病などが原因の場合も
足裏や土踏まずがつるという症状が起こる場合、病気などが関係している場合もあります。
まずは、生活習慣病ですが、生活習慣病というのは、おもに血管が正常に機能しないことによって引き起こされるものとされています。動脈硬化や糖尿病なども生活習慣病の一つとされていますが、これらが血流障害の原因になり、足裏や足がつるという症状があらわれる場合もあるのです。
生活習慣病については、病院にて治療を受けることはもちろんですが、食事や生活習慣を見直すことで改善することもできます。特に糖尿病などは、病院にて薬を処方してもらいながら、バランスの良い食事や運動を心掛けていくことで、悪化する前に防ぐこともできます。
次に、精神的な負担による総合失調症やうつ病なども血管を収縮させてしまうため、足裏などがつる症状があらわれる場合もあります。ストレスが原因の場合が多く、精神病などともいわれていますが、ストレスをためない生活を心掛け、周りの人にサポートしてもらいながらストレス発散方法を上手に見つけていくことが大切ですよ。
足裏や土踏まずがつる原因は、たくさん考えられます。対応法や原因をよく知ることで、防いでいく努力をしていきましょう。
