冷えやむくみにも効果的なふくらはぎのストレッチ

 

夏でも足が冷える冷え性の方、ふくらはぎがぼてっとしている、そんなお悩みをお持ちの方に是非おすすめしたいのが、ふくらはぎのストレッチです。

大切な役割を担っているふくらはぎを元気にし、キレイになりましょう。
 

 

大事な役割を担っているふくらはぎ

ほとんどの方がふくらはぎの役割に着目することってないかと思います。でも、これを知ればふくらはぎって大事なんだなあってきっと気づくはずですよ。

まず1つ目は「歩くためのパワー」としての役割です。
少し難しい話になりますが、ふくらはぎの筋肉は足首と膝の2つの関節を動かす二関節筋です。
そして腓腹筋という筋肉とひらめ筋という2つの筋肉で構成されており、外から見ると筋肉がどこからどこまであるのか分かりにくいですが、足の裏から膝の上まであります。

歩くときは足首も膝も曲げる必要があり、ふくらはぎの筋肉が収縮することで、足を前に進めることができるのです。上半身を支えながらパワーを出しているので、力が弱いと膝の痛みや腰痛の原因にもなってしまいます。

2つ目の役割は「ポンプ作用」です。
ふくらはぎの筋肉がポンプのように収縮することで、血液やリンパの流れはスムーズになります。心臓から送られた血液を再度心臓に戻すだけでなく、リンパ液も押し戻す働きまで持ち合わせているのです。

その為、ふくらはぎの筋肉が柔軟でしっかりしていると、冷え性やむくみは起こりにくくなりますよ。

つまり、血液を含む体液の循環を担っているのがふくらはぎなのです。

冷えやむくみにも効果的なふくらはぎのストレッチ

 

ふくらはぎが硬くなる要因

大事な2つの役割を持っているふくらはぎが正常に働くのに欠かせないのが、ふくらはぎの柔軟性です。しかし、ふくらはぎの柔軟性が低下していたり、筋肉不足の人が多くいます。

どんな原因がふくらはぎを硬くしてしまうのでしょうか?

1.ハイヒールをよく履いている

女性の方はハイヒールを履く機会も多いかもしれません。
しかし、ハイヒールを履くと踵が高くなるので、身体は前のめりになります。そして前のめりの状態をキープするために、つま先に体重を乗せて、耐えながら歩くのでふくらはぎの筋肉が縮んだままになってしまうのです。

それが長時間続くと、ふくらはぎは疲労し筋肉が硬くなってしまいます。

2.同じ姿勢が多い

立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢でいることが多いこともふくらはぎには負担となります。立っている状態は姿勢を保つのに、ふくらはぎの筋肉を継続して使いますので疲れがたまります。

また、デスクワークで座っていると筋肉をまったく動かさないので、血液循環が悪くなりふくらはぎが正常に働かなくなるのです。

冷えやむくみにも効果的なふくらはぎのストレッチ

 

3.立っている姿勢が悪い

猫背や、片側の足にばかり体重をかける立ち方をすると、足に負担となります。
猫背は、重心が前に来るので、正しい姿勢に比べてふくらはぎにかける負担が増えてしまうのです。また、片足荷重は身体のバランスを崩し、ふくらはぎの筋肉のバランスを悪くしてしまいます。

4.ストレスが多い

ストレスとふくらはぎなんて関係あるの?と思ってしまいがちですが、ストレスは筋肉を硬くしてしまう特性があります。自分では意識していなくても身体に力が入り、長期化すると筋肉がこわばってしまうのです。

 

 

ふくらはぎストレッチの効果

そこでふくらはぎを柔軟に保つのに有効なのが、ストレッチです。

筋肉はそもそもゴムのような性質を持っており、伸びたり縮んだりします。しかし、使い過ぎや、姿勢、ストレスなどで筋肉は固くなって縮んでしまうのです。

その為、ストレッチで筋肉を伸ばしてやり、本来の柔軟性を取り戻すことが大切です。

ふくらはぎをストレッチすることで得られる効果は実にいろいろあります。

・冷え性改善
・むくみ解消
・肩こり、腰痛改善
・坐骨神経痛の改善
・ダイエット、代謝アップ効果
・動脈硬化の改善

血流というのは健康に欠かせない要素であり、そこが改善することで血流に関連しておこっていた不具合を改善させることが出来るのです。

冷えやむくみにも効果的なふくらはぎのストレッチ

 

ふくらはぎストレッチのやり方

ふくらはぎストレッチの方法を何パターンがご紹介しますね。

1.立ったままでする方法

1.壁に向かって平行に立ちます。
2.膝を曲げ、片側の足の裏を壁につけゆっくりと膝を伸ばし上体を起こします。
3.伸ばした状態を10秒キープします

足の裏は全部壁につく必要はありませんので、出来る範囲で行いましょう。この方法は壁があればどこでもできるので便利ですね。

2.椅子に座ったままでする方法

1.椅子に座り、片足の踵を床に着けます。
2.足首を出来るだけ身体側に向け、足の裏を下に蹴りだすようにします。
3.蹴りだした状態を10秒キープして、脱力しましょう。

膝を曲げるとふくらはぎが伸びませんので気を付けてくださいね。お仕事中でも出来る簡単な方法です。

2.床に座ったままでする方法

1.両足を投げ出して座ります。
2.片足の膝を曲げ後ろにおります。
3.膝を伸ばしている側の膝を曲げないように上体を前に倒して10秒キープします。

伸ばしている側の足の膝が曲がったり浮いたりしないように、両手で押さえておくといいですよ。

ふくらはぎのストレッチにやり過ぎという事はありません。ぐいぐいと反動をつけることなく、じんわり伸ばしていき、冷えやむくみとさよならしましょう。