巻き爪に悩んでいる人は男女問わず沢山いらっしゃいます。比較的、年齢を重ねると巻き爪になる割合が高くなるのですが、若い人にも少なくありません。
巻き爪になると痛みが出てきて、歩き方もおかしくなるので体の歪みにも影響があります。巻き爪になる原因を探って、対処法を見つけましょう。巻き爪の治し方をご紹介します。
巻き爪とは？
巻き爪は爪が湾曲して内側に巻いてくる状態のことを指しています。どの爪にも巻き爪の症状が出る可能性もありますが、ひどくなるのは足の親指の爪がほとんどです。
ひどくなると指の上にクルんと丸まってしまうほどの状態になることもあり、強い痛みを伴うので歩くことも苦痛になりますし、靴を履くのも激痛を感じることも少なくありません。
巻き爪の原因
巻き爪になるのは女性に多い傾向がありました。これは先の細いハイヒールなどを履くことで巻き爪を起こしやすいことが原因と考えられてきました。
ところが、最近では男性にも巻き爪に悩む人が増えていますし、小学生にも巻き爪が起こることもあります。
いったい何が原因になるのか、巻き爪の原因として考えられることをあげてみましょう。
遺伝によるもの
遺伝はどんなところに出るのかわかりません。顔が似ていても性格が似ていない場合もあります。耳のカタチなど、小さな部分に血筋の遺伝は出ることがあります。もしも親や祖父母などに巻き爪の人がいるなら、遺伝の要素があると考えられます。
加齢によるもの
年齢を重ねると爪が厚くなってくることが老化現象の一つになります。さらに体内の水分が少なくなることもあり、爪が硬くなって乾燥し、湾曲することもあるのです。
爪の切り方
爪の切り方によって巻き爪になりやすくなります。深く爪を切る習慣があると巻き爪になりやすいのです。
履物の選び方
巻き爪になりやすい履物は、先の細いハイヒールをイメージしますが、それだけではありません。自分の足のサイズに合わない靴、特に大きめのサイズの靴を履くと巻き爪になりやすいのです。
小さいサイズも巻き爪になりやすいですが、靴の中で足が動くことで親指に大きな負荷がかかり爪が巻きやすくなります。
運動が関係するもの
バスケットボール、テニスなど、方向転換することが多いスポーツをする人は巻き爪やタコ、魚の目など足に色々なトラブルが出やすくなります。想像以上の圧力がかかるので徐々に爪が巻いてしまいます。
スポーツすることは健康のためには良いことですが、巻き爪になってしまっては歩くことも苦痛になる恐れがあるので注意しましょう。そのスポーツに適したスポーツシューズを選び、爪や指のケアを欠かさないようにすることで予防できます。
自宅でできる巻き爪の治し方
巻き爪は悪化すると爪で指を傷つけて化膿してしまったり、強い痛みで歩行困難になることもあります。ひどい状態の時には巻き爪外来を行っている外科を探してみると良いでしょう。
普通の外科でも巻き爪の治療を行っている場合もありますが、巻き爪を専門で治療する外科も増えていますので探してみると良いのではないでしょうか。
病院に行く時間が見つからない場合や、自分で治したい人は自宅で巻き爪を矯正するグッズもあるので試してみる価値はありますよ。
巻き爪を矯正するテープ
爪にテープを貼って巻く方向とは逆に引っ張るようにすることで矯正するものがあります。金属性のプレートが元に戻ろうとする反発力を利用したタイプの巻き爪矯正シールです。
巻き爪をブロックする
ワイヤーを爪に装着して爪が巻くのをブロックするタイプの矯正器具は、巻き爪を治療する医療機関でも使用することがあります。
テープタイプよりも即効性があるので、痛みを早く軽減したい場合にはおすすめです。ワイヤーを装着する時に痛みを感じることや、ストッキングに引っかかるなど、欠点もいくつかあるので使用する前に確認しておきましょう。
サポータータイプで矯正する
テープやシリコン製のサポーターで爪の巻く部分を保護して爪が肉に食い込むのを防ぎながら徐々に巻き爪を矯正するタイプです。
装着する痛みも少ないので、痛みに弱い人には適していますが、矯正するためには長い時間が必要なので長期的に治したい人や、治療後の巻き爪予防には向いているでしょう。
コットンで巻き爪をブロックする
巻いている爪が指に食い込む部分に化粧に使用するコットンなどを小さく丸めて巻き爪の食い込み部分にはさみます。これで痛みを少し軽減することができます。一時的な方法ですが、手元に矯正グッズがない時には緊急的に使える方法です。
巻き爪を予防する方法
巻き爪は治療して治ったと思っても、すぐに再発する可能性が高いものです。巻き爪になる原因を一つでも少なくすることが予防に繋がりますが、一番注意しておきたいのが爪の切り方です。
足の爪は短く切る人が多いのですが、短く切ることが巻き爪の原因んいなるので爪の先に指が見えるほど短く切らないようにしましょう。
爪のカタチも先端をできるだけカーブさせずにスクエアカットするようにします。爪の両端を短くすることが巻き爪しやすい要因なので四角い爪に近くなるようにカットしてください。
