足が太く見えてしまうのには、さまざまな原因があるのですが、その一つであるししゃも足は、どのような足で、何が原因なのかご存知でしょうか。
今回は、ししゃも足を改善するための方法と合わせて、ししゃも足について詳しくお話していきます。
そもそもししゃも足って何?
そもそもししゃも足というのは、子持ちししゃものお腹のようなポッコリと膨らんだふくらはぎのことをいいます。
子持ちししゃもの姿を思い浮かべればすぐ分かるかとは思いますが、ふくらはぎだけが極端に太い足のことを、ししゃも足なんて呼ばれているのです。太ももや足首は引き締まっているのに、なぜかふくらはぎの筋肉だけが異常に発達している方に多く見られるものです。
ししゃも足になる原因
ししゃも足は、負荷の強い筋力トレーニングを続けていた経験がある方や、学生の頃の部活動などで、必要以上にきつい運動をこなしていた方に多いものなのです。
その原因は、発達した筋肉が硬くなってしまうことにあります。筋肉というのは、有酸素運動によるしなやかな筋肉と、無酸素運動による大きい筋肉の2種類があります。二つの運動を上手に取り入れ、筋肉量を増やすことはダイエットにおいて大切なことなのですが、その運動をぱったりやめてしまうと、ししゃも足になってしまう可能性が強いのです。
筋肉の衰えは、脂肪をつきやすくさせてしまう可能性があるため、筋肉が硬くなってしまわないように、毎日のケアを徹底し、コリを解消してあげることも大切なのです。
ししゃも足を細くする方法
それではさっそく、ししゃも足を細くする方法についてご紹介していきます。まずは筋肉が硬くなり、パンパンに張ってしまった足をマッサージしていきましょう。
1.まずは、足首の疲れを癒し、ほぐすことから始めます。足首をつまむようにし、5秒間キープします。
2.5秒キープしてはなすという動作を、3回行いましょう。
3.次に、足首の上に四本指をのせ、その上の部分をつまんで5秒キープします。
4.この動作も、つまんでキープしてはなすという動作を、3回行います。
5.そして、ふくらはぎの一番張った部分も同様につまんでキープしてはなすという動作を3回繰り返します。
6.最後に、ふくらはぎ全体を膝裏まで両手で温めるように流していきます。コリを感じやすいところは、握りこぶしを使って、少し強めに流していきましょう。
これでマッサージは完了です。マッサージすることで、筋肉がコリ固まるのを防ぐことができるので、なるべく毎日、疲れを感じたら行うようにしましょう。入浴中や、仕事終わりなど、気づいたときにほぐしてあげることで、筋肉の疲れは解消され、硬くなることを予防することができます。
次に、ストレッチ方法についてご紹介していきます。
1.まず、かかとを床に着け、両足の親指どうしをぴったりと隣り合わせるようにそろえます。
2.次に片方の足を前に出し、股関節を広げてバランスを保ちます。この状態のまま、8秒キープしましょう。
3.踏み出した片方の足の横に両手をつき、踏み出した足を、後ろの足にそろえるように後方へ引きます。かかとを床につけることを意識し、ゆっくりと上半身を伸ばしていきましょう。
4.その状態のまま、8秒キープしながら、呼吸をゆっくり繰り返しましょう。かかとを床につけ、ふくらはぎを伸ばすことで、ふくらはぎの筋肉のコリをほぐすことができます。
5.もう一方の足も同様に行い、できるだけ長く息を吐き続けるように意識していきましょう。
このマッサージとストレッチを毎日続けて、ふくらはぎの筋肉をしなやかにしていくことで、ししゃも足を改善することができますよ。
歩き方のポイント
ししゃも足を改善する・予防するためには、歩き方にもポイントがあります。正しい姿勢で歩くことができていないと、必要以上にふくらはぎに力が入ってしまい、筋肉を疲れさせてしまう可能性があるのです。
まずは、正しい姿勢を知ることから始めていきましょう。床に背をつけ、頭・お尻・かかとを壁にぴったりとくっつけ、腰と壁の間のすきまがどれくらいあるか確かめて下さい。このとき、壁とのすきまが片手ぎりぎり入る程度のすきまであれば、問題ありません。
悪い例としては、お尻が壁につくことにより、背中を壁につけることが難しいと感じる場合や、壁と腰に全くすきまがないという場合です。もちろん、すきまが開きすぎているのもNGです。正しい姿勢を体で感じることで、姿勢を意識しながら歩くことが出来るので、ぜひ試してみて下さいね。
歩き方のポイントとしては、かかとがまず地面につき、もう一歩目を踏み出す時に、つま先をつけるということがポイントです。長時間歩くときは、なるべくスニーカーなどの歩きやすい靴を履き、ヒールの高い靴などはなるべく避けるようにしましょう。
ハイヒールを履いて意識しながら歩くことは、筋力アップにもつながりますが、ししゃも足の方は、なるべくヒールの高い靴は避けるようにすると良いでしょう。マッサージなどと合わせて、歩き方や姿勢も普段から意識していきましょう。