多くの女性がコンプレックスに感じている下半身太り。上下で洋服のサイズが違うという方も多いですよね。
通常のダイエットをしても、痩せていくのは上半身でボリュームはそのままの下半身は、体重を落とすだけのダイエットでは痩せることはとても難しいんです。ですが、自分の下半身太りのタイプを知ることで、気になるボリュームを落とすこともできます。
今回は、確実に下半身太りから脱出するための、下半身太りのタイプをご紹介します。
下半身太りが女性に多い理由
下半身太りは女性特有の悩みといっていいほど、男性には起こりにくいものです。
女性の体は、子宮を守るためにもともと下半身に脂肪がつきやすくなっています。脂肪をたくわえておく場所が上半身の6倍もあります。
見た目には美しくない脂肪ですが、外からの刺激から子宮を守ったり、冷えからも守る役目もあります。そしてもう一つの理由が男性と比較して、筋肉量が少ないからなんです。
下半身太りのタイプ①「水太り」
水太りとは、汗や尿として排出されるはずの余分な水や老廃物が排出されずに下半身にたまってしまっている状態を言います。
どうして排出されないのかというと、新陳代謝が悪くなってしまっているからです。水太りは、むくんでいる状態が慢性化してしまっている状態です。
水太りに当てはまる特徴はこちらです。
■足がだるい・痛い
■運動不足
■夕方靴がきつくなる
■冷えやすい
■顔がむくむ
水太りをそのまま放置していると、脂肪細胞に吸収されて脂肪へと変化してしまいます。さらにセルライト可してしまいますから、しっかりした対策を取りましょう。
水太りを解消するには、新陳代謝をアップさせて血行を促進させ、老廃物を体の外へ排出させることが必要です。
新陳代謝をアップさせるために、毎日湯船に浸かってストレッチをすることを習慣づけましょう。
また、運動不足になると水分や老廃物が下半身にたまりやすくなってしまうので、ウォーキングや部屋でできる簡単なエクササイズを積極的に取り入れましょう。
水太りを解消するためには、体を温めたり、運動することも大切ですが、リンパマッサージも非常に効果的です。
リンパマッサージはセルライト可してしまった足にも効果があります。また塩分を取りすぎると体に水分がたまりやすくなってしまいますから、濃い味付けにはやめて、薄味を心がけましょう。
下半身太りのタイプ②「筋肉太り」
学生時代に筋肉がつくような部活をしていたり、長期間運動を続けている方に多いのがこちらのタイプです。
筋肉太りは、筋肉だけで太いわけではありません。筋肉太りの原因は、運動でしっかり付いた筋肉に脂肪や老廃物がついて固くなってしまっていることにあります。
これといって運動をしていたことはないという方でも、毎日仕事でヒールの高いパンプスなどを履いている方も筋肉太りになりやすくなります。
筋肉太りで悩んでいるという方のほとんどが、下半身が冷えているという特徴をもっています。冷たいものをよく食べたり、湯船に浸からずシャワーだけで済ませたり、家の中でも外でも素足で過ごすことが多い方は、今すぐ冷えを寄せ付けない生活習慣を意識しましょう。
下半身が冷えているかどうかをチェックする方法は、足の内くるぶしから指3本分上部分を触ってみて冷えているなら、下半身が冷えている証拠です。
足を温めるツボは「足三里」です。足三里は、膝の外側にある骨の出っ張り部分から指三本の下にあるツボで、刺激することで足がぽかぽかしてきますよ。
筋肉太りを解消するためには、硬くなった筋肉をほぐし、老廃物を排出させましょう。また脂肪を燃焼させるために、ウォーキングがおすすめです。ウォーキングは遅筋を鍛える有酸素運動ですから、鍛えても太くなることはありません。
下半身太りのタイプ③「脂肪太り」
下半身が脂肪太りしてしまう原因は、食べ過ぎです。カロリーの摂取量と消費量のバランスが乱れていている状態なんです。
脂肪太りに当てはまる特徴はこちらです。
■肉がしっかりつまめる
■運動不足
■太ももを両手でひねるとボコボコしている
■膝周りに肉がついている
脂肪太りを解消するためには、バランスの良い食事をして、しっかりカロリーを消費することです。脂っこいものや完食をできるだけ控え、しっかりと運動をしましょう。
運動といっても激しいことをする必要はなく、簡単なエクササイズなどでも問題ありません。毎日続けることが大切です。
運動をせずに食事制限だけで、脂肪太りを解消しようとすると、ストレスでドカ食いしてしまい、リバウンドが起こりやすくなります。
下半身痩せは決して難しくない
下半身痩せは難しいものだというイメージがありますが、自分がどのタイプに当てはまっているのかをしっかり見極めることで、理想的なスタイルを手に入れることができます。
どのタイプの下半身太りも、毎日継続して解消法を実行する必要があります。最初は慣れませんが、習慣になればこっちのもの。
少しでも効果を得られれば、モチベーションを維持することができますから、しっかり頑張りましょう。