ふくらはぎが太いと、足全体が太く見えてしまいます。太ももは女性らしい柔らかさが魅力でもありますが、ふくらはぎに関しては引き締まっている方が良いと感じる男性がとても多いのです。
そんなむっちりしたふくらはぎをほっそりしたふくらはぎに変えていくため、まずは理想のサイズから知っていきましょう。
理想のふくらはぎの太さって?
理想のふくらはぎのサイズは、ある計算式を利用すると算出することができるのです。
・身長×0.2
この計算方法を利用して、ご自分のサイズを知っていきましょう。ふくらはぎの測定部分については一番太いところを測ります。
この計算方法によって割り出された数値より4センチ以上上回るという方は、一般的なサイズより太いということなのです。
もちろん、むくんだ状態とむくみがない状態とではサイズに変化が生じると思いますが、どの程度のサイズなのかを知ることにより目標を設定できることにもなります。
ぜひ一度、メジャーなどを用いてふくらはぎのサイズを測ってみて下さいね。
太くなる原因とタイプ
ふくらはぎが太くなる原因はさまざまなのですが、脂肪太りなのか、筋肉太りなのかによってもタイプが分かれてくるのです。
まず、ふくらはぎが太くなる原因についてですが、長時間同じ姿勢でお仕事されている方や冷え性・塩分の摂り過ぎ、冷たい物を好んで食べていることなどが考えられます。
これらの原因に当てはまる方の中で油っぽい料理や甘い物が好きな方や運動不足の方は、脂肪やセルライトにより太くなっている可能性があります。
これらが当てはまる方は脂肪太りタイプといえます。
脂肪の原因となる油や糖分をたくさん摂取することにより体は脂肪をたくわえていきます。余分な脂肪は体を冷やし、代謝も悪くしてしまいます。
冷えや代謝が悪くなることで血行不良になり、むくみやすくなるため、常に足全体が太く見えてしまうのです。
次に、部活などで運動していた方やヒールを良く履いている方は筋肉太りタイプの方が多いといえます。
このタイプは、ふくらはぎの筋肉が異常に発達し太く見えてしまっているのです。実は脂肪太りタイプよりも筋肉太りタイプの方が、ふくらはぎを細くしにくいのです。
昔運動経験があまりない方でも筋肉がわりと発達しているという方は、普段の歩き方や姿勢によってふくらはぎのみに負担をかけている可能性もあります。
原因とタイプによって対処法も変わってきてしまうため、まずはご自分のふくらはぎのサイズを調べ当てはまる原因を見つけていきましょう。
ふくらはぎを引き締めよう
ふくらはぎを引き締めるためには、簡単なエクササイズを取り入れることと歩き方を改善することが大切です。
今回は、器具などを使わずに行える一番簡単なエクササイズをご紹介します。
1.壁に片手をつき、両足のかかとを浮かせていきます。つま先立ちの状態になりますが、ここでのポイントは限界までかかとを上げることです。
2.限界までつま先を上げたらその状態のまま10秒キープしましょう。10秒キープするのが難しい場合は、初めは5秒からでもかまいません。
3.そして、かかとを下ろしていきます。このとき、すぐにまた繰り返すとつま先がかなり辛く感じると思いますので3秒~5秒程度休憩しましょう。
この動作を15回繰り返していきます。
次のエクササイズに移ります。
1.まず、両足のかかと同士を合わせ、手は自然に下ろしておきます。このとき、バレエダンサーのようになるべくつま先を大きく開き、ふくらはぎをぴったりとくっつけます。
2.次に、両方のひざをゆっくり曲げます。曲げられるところまで曲げたらゆっくりと元の体勢に戻りましょう。
3.元の体勢に戻るときに、つま先で立つようにしましょう。ここではキープをせずにそのままこの動作を繰り返して下さい。
このエクササイズを毎日10回続けていきましょう。
マッサージも大切
ふくらはぎを細くするためにはリンパマッサージも大切です。エクササイズと合わせて取り入れ老廃物を流し、むくみのないふくらはぎを手に入れましょう。
1.まずは足の裏からマッサージしていきます。足の中心からかかとへ向かって、ゆっくり親指の腹で流していきましょう。
2.次に、アキレスけんの辺りをつかみ、もみほぐしていきましょう。
3.内側のくるぶしの外側をそうようにひざの横辺りまで流します。
4.そして、両手を使って、ふくらはぎの裏からひざ裏までしっかり流していきましょう。
5.最後に、両手に握りこぶしを作り、指の第二関節を使って、ふくらはぎ全体を下から上へ向かって流して下さい。
リンパマッサージは、入浴後や湯船につかっている間に行うと血液の流れが良くなるため、足全体を芯から温めることができます。
冬の季節はもちろんですが、夏もなるべく湯船につかるようにし、エクササイズとマッサージを取り入れ、むっちりふくらはぎを解消していきましょう。